こんにちは。LPガス会社勤務3年目の島島と申します。
本日は、給料面とLPガス会社の将来性について説明していこうと思います。
LPガス会社の職種
LPガス会社でも様々な職種があります。営業・内勤・配送・工事と大まかにですが、4つの職種に分かれます。一つ一つ説明していきます。そして、職種によって給料が違います。たぶん・・・
営業
営業は私の所属しているポジションです。複雑なことを言いますが、営業でもポジションが3つ程分かれます。①ガスをお使いのお客様向け営業②家主さま営業③工務店営業です。
①(既存顧客)は既存のお客様に点検の時などを通して給湯器やコンロを売るという仕事をします。
ガス会社で一番基本となる仕事であり、①を経験した後、②や③に移る場合が多いです。新人の場合は、大体①からスタートとなります。
②(家主営業)についてはアパートを持っている家主さんを担当し、新規にLPガス供給してくれそうな物件はないか営業を行う部隊です。また既存物件の設備面でのトラブルに対して家主さんに話しをする部隊でもあります。
③(新規営業)は、ハウスメーカーや工務店へ営業をかけて、新規でLPガス供給させてもらうようにしてもらう部隊です。
給料面でいくと、①<②≦③になります。難易度しんどさも①<②≦③です。
ガス会社は供給戸数を増やすと、給料面で還元されます。
一番増やしやすいのが②と③の仕事となります。その分大変です。
内勤
会社内で電話番をしながら、お金面・保安面・採用面・通信面色々な作業をマルチタスクでやってます。電話は一般企業と比べるとすごぶる多いです。10回線以上用意しているガス会社もあると聞きます。
電話の内容も普通お客さんなこともあれば、滞納者、家主さん、管理会社、施工業者などからかかってくるので、慣れが必要ですが、基本的には営業担当に振ってくれれば問題ナッシングです。
配送
主にボンベの配送を行います。LPガス会社に所属しながら配送を行うパターンと所属せずに外注で○○ガスの配送を請負するという形が有ります。私の会社は後者が多いです。
1本当たり〇〇〇円みたいな感じで、報酬を貰えます。夏場は閑散期で休みやすいですが、冬場はほとんど休みがないようなこともあります。
また、自営業としての形が多いので、ガソリン代やリース代などの費用が発生します。そして、自営業になるので、厚生年金ではありません、会社員と比べるとどうしても自分で貯蓄を蓄える必要があります。
工事
主にガス配管工事を行います。バルクの入れ替えや業務用施設、大型集合物件のガス設備を工事する人です。こちらもLPガス会社へ所属するパターンと、個人事業主や工事系の会社へ入社するパターンの2つがあります。
この記事ではLPガス会社への給料ということで、前者(LPガス会社所属の工事の人)に絞って言うとどちらかといえば戸建ての新築ガス工事や中古の切替物件のガス工事などどちらかと言えば、人数をかけなくてもできる工事を主に任されると思います。
(大型物件など人数や工期がかかるものは外注に委託するため)
給料の順位
この中で順位をつけるなら
1位 営業(新規)
2位 営業(家主)
3位 配送
4位 営業(既存顧客)
5位 工事
6位 内勤
という風になるとは思うんですが・・・私自身4位の営業(既存顧客)しかやってないので、それの給料明細しかありません。
どうしても工事や内勤などは数字での見える実績が作りにくいため、給料が低く抑えられがちです。
内勤も工事があってこそのガス会社であり、平等に評価してほしいものではあります・・・
LPガス会社勤務3年目の給料公開
基本給 21万
手当類 6万 (当直一回含む)
額面合計 27万
手取り額 20万6744円
非常に厳しい結末となりました(笑) 私で勤続3年目年収は400万いかないぐらいです。
ガス会社は地方都市ガスでも42歳勤続約20年で500万台とかですから、3年目だとこれぐらいが相場なのかもしれません。
夫婦の方共働きを是非お勧めいたします。
ガス会社勤務のメリット
上記にてガス会社の薄給を晒させていただきましたが、良い所もあります。
①コロナ禍であっても人は生きている限りガスを使うので、職を失うことがない
コロナで解雇などをニュースを見るたびに、実感しました。しかし裏を返せば急に給料がどんとあがることはないです(笑)だってそんなに急にガス代あげられませんから・・
②LPガス設備は日本各地で使われており、ガス会社ならどこでも働ける
液化石油ガス設備士と第2種販売があれば全国どこでも働けます!(漏れなく薄給です!)
③自宅のガス代が安くなる
LPガス会社によりますが、大体の会社で安くできるでしょう。しかし、その代わりたぶん自宅のガス会社変更しろと圧力はかかります(笑)
④色んなお店を知れて、仲良くなれる又は喧嘩できる(滞納)
以上です。
LPガス会社の将来性
体感として思うことは、小さいガス会社から切替案件が非常に増えてます。
ガス代・機器代を値上げしなければ、ならない現状なんだと思います。
ですので、個人的にはLPガス事業だけしかないやってない小さなLPガス会社は生き残れないのかなという感じがします。
どこのLPガス会社も現在色んな事業に新規参入しております。(リフォーム・不動産・ウォーターサーバー・水・電気・光・携帯・介護)
まあ正直LPガス以外の事業は面倒なので、従業員としてやりたくないですが(笑)
ガス屋のメリットは点検で立会がいるので、そこでお客様と世間話することが多々あるということです。
今後は、単に給湯器・コンロを販売するだけではなく、リフォーム・ハイブリッド給湯器などの提案などもする機会も増えてきていると思います。
色んな提案ができてくるとこの仕事、以外と奥深いなと感じます。
是非やってみてください!
まとめ
●LPガス会社には主に4つの職種(営業・内勤・工事・配送)があり、給料は一番営業が高い傾向にある
●LPガス会社3年目営業(既存顧客)の島島の年収は額面400万にたりないぐらい
●業界的に地方の小さいガス会社は潰れていく可能性があるが、色んなサービスをやっている会社は生き残っていく